概要
『影牢II -Dark illusion-』は2005年6月30日にテクモから発売されたPS2用トラップアクションゲームです。パオンが開発し、プロデューサー菊地啓介、ディレクター柴田誠らが手掛けました。『刻命館』シリーズの続編で、海外では『Trapt』と題されています。物語は父王暗殺の濡れ衣を着せられた王女アリシアが主人公。彼女は魔神の「魔手」を得て、迫る刺客を罠で返り討ちにする復讐の運命を辿ります。ファミ通で31点を獲得しシルバー殿堂入りを達成。売上は約9万4千本を記録しました。陰謀渦巻くダークな世界観と、マルチエンディングによる多様な展開が特徴的な独創性の高い作品です
面白さについて
本作のメリットは、シリーズ伝統の「罠を組み合わせて敵をハメる」独創的なゲーム性が、PS2の表現力で進化した点です。天井・壁・床へ自在にトラップを配置し、敵の特性に応じたコンボを決める爽快感は健在です。さらに最大の目玉として、大規模固定トラップ「Dark illusion」が初登場しました。「人喰いオルゴール」や「人間大砲」など、専用ムービーを伴う大掛かりなギミックは演出面で高い評価を得ています。ストーリー面でも侍女レイチェルや将軍グレインズといった魅力的なキャラが配され、プレイヤーの選択で結末が変わる濃厚なマルチエンディングを何度も楽しむことができます。
残念な点について
一方でデメリットとしては、技術的な粗さが目立つ点が挙げられます。グラフィックの質自体は前作並みであるにもかかわらず、戦闘中の処理落ちが頻発し、カメラワークの悪さも相まって快適な操作が阻害されがちです。また、今作の看板である「Dark illusion」は実用性より演出が重視されており、実際の攻略での使い勝手は今一つという不満もありました。前作「蒼魔灯」などに比べるとトラップの総数や自由度が低下しており、ミッションのバリエーションを含めた全体的なボリューム不足感から、コアなシリーズファンからは物足りないと批判される結果にもなりました。
小ネタ
本作の応用方法は、敵の耐性や弱点を見極めて独自のトラップコンボを構築することです。今作にはコンボを保存できる自動記録機能があるため、一度成功した強力な連携を簡単に再現可能です。また、ミッション等で得られる「Soul Tear」を消費して新規トラップを解除していくことで、より複雑な戦略を組み立てられます。さらに、物語が分岐する複数のマルチエンディングをすべて回収するために、周回プレイで異なるトラップ構成を試す楽しみ方もあります。ステージごとの仕掛けと手持ちの罠を連動させ、効率よく敵の魂を魔神に捧げる戦略的プレイが可能です。
個人的な感想
いわゆる紙芝居的なシステムなのですが、テキストを進めなくても時間制限のイベントがあったり、画面をクリックすることで鍵などのアイテムを入手することができたり、アイテムを特定の場所で使ってみたり、いろんなモノが組み合わせられて、トラップアドベンチャーとしてしっかり作られており、かなりの難しさがありました。また事件が進んでいって、ヒロインがトラップの被害にあって主人公が助けるシーンがあるのですが、ヒロインを助けられなくてもストーリーは継続して進みます。 その点がとてもびっくりした記憶があります。巨大な冷蔵庫に閉じ込められたヒロインが手錠を駈けられており動けずにいるので、時間制限の中、錠前を入手するなど時間制限も多く、無視しているとヒロインはまるでいなかったかのようにストーリーは継続するのです。 推理ものというよりもリアルタイムのトラップを解除するアドベンチャーで、いわゆる美少女ゲームとして購入するとかなりの衝撃を受けることになります。ですがトラップが解決した時の喜びもとても楽しいものでした。
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