概要
1986年にセガが発売した『ファンタジーゾーン』は、パステルカラーの鮮やかな世界が舞台のアーケード用横スクロールシューティングゲームです。プレイヤーは愛らしい自機「オパオパ」を操作し、左右に自由スクロールできるステージを探索します。各ラウンドに配置された10個の敵前線基地をすべて破壊するとボスが出現する進行形式が特徴です。敵を倒して集めたコインを使い、ステージ内のショップ風船で武器やスピードアップアイテムを購入するシステムを導入。ポップな見た目とは裏腹に、状況に応じた装備の買い替えが求められる高い戦略性と奥深いゲーム性を兼ね備えており、全8ラウンドのクリアを目指します。
面白さについて
本作の最大の魅力は、川口博史氏が手掛ける軽快なラテン調BGMと、メルヘンチックな世界観が、歯応えのあるゲーム性と見事に融合している点です。左右どちらにも自由にスクロールできるため、自らの意志で能動的に戦況をコントロールする楽しさがあります。さらに、獲得した資金で装備を整える買い物システムが秀逸で、制限時間のある強力な武器や機動力を上げるエンジンをどう組み合わせるか、プレイヤーごとのカスタマイズ性が抜群の中毒性を生み出しています。「Cute'em up」の先駆者として、単なる反射神経だけでなく、最適な買い物ルートを組み立てる頭脳的なプレイが要求される点が非常に秀逸です。
残念な点について
アーケード版の移植作品では、機種によってグラフィックやサウンドの再現度に差が出やすく、特にPCエンジン版はグラフィックは美しいもののサウンド面で評価が分かれるなど、完全な再現が難しい点も惜しまれます。また、ストーリーがシンプルすぎて世界観の深掘りが物足りないと感じる人もおり、現代のSTGに慣れたプレイヤーにとってはややテンポがゆったりしすぎる印象を受ける場合もあります。
小ネタ
本作の主人公「オパオパ」は、当時のセガを代表するマスコットキャラクターとして定着し、名作『スペースハリアー』にゲスト出演するなど、数々のセガ作品を盛り上げました。また、ゲームの最終ステージでは、意外なラスボスがいてコミカルな見た目に反したシリアスで切ないストーリー結末が当時のプレイヤーに強い衝撃を与えました。のちにPS2で販売されたSEGA AGES 2500シリーズではなんとvol.3とvol.33でに作品も出ており、vol.3は3Dリメイクで、vol.33はコンプリートコレクションとなり、こちらはオリジナル版の移植を中心にバージョン違いを含めて10作品ぐらい入っており充実のラインナップになっています。また3DS版はハードの特性を活かした立体視に対応しており、いつもと違った奥行きのある画面が楽しめました。
個人的な感想
私が持っていたのはコンプリートコレクションと、3DSの立体視対応版です。それ以前も何度かプレイした記憶があるのですが何バージョンかはおぼえていないです。ですがあのポップな色彩と音楽が頭と耳から離れずにとてもかわいく癒された記憶です。 また個人的には今のシューティングよりも、シンプルかつ拠点を破壊することとそれが10箇所(バージョンによっては8箇所)を拠点がつながっておりループもしているので、この拠点の範囲は後回しでなんて攻略なんてことも可能でした。 またコインを集めることがただの得点というわけではなくて、ショップで装備を購入することができるという利点もあり、初心者への配慮とあえてショップで装備を買わないでプレイなどいろんな遊び方ができたように感じました。 また拠点を破壊するステージは強制スクロールではないし、左右に反転移動できたり、大体のシューティングは床や大地に接地するとゲームオーバーですが、オパオパは足があるのでゲームオーバーになりません。 最近ではこのタイプのシューティングゲームを見かけないのがさみしいが限りです。
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